I3DL2 モデル その1

計算式の前に、IASIG I3DL2 のモデルを勉強しないといけなかったみたいです。
分からない事があるたびにスタック式に調べていくので流れが分かりづらいと思いますが、ご容赦を。
あと取り敢えずほとんど訳で進んでいます。とりあえず訳してまとめないとね。

  • Environment reverberation model (環境反響モデル??)
    • Reverberation response model (反響モデル??)

音の力積は、時間的に 3つに分けられる。それぞれ Direct (直通パス)、Reflections (早い反射)、Reverb (指数関数的に減衰する遅い反響)。
それらはそれぞれ Reflections_delay, Reverb_delay というパラメータによって定義されて分けられる。
Direct っていうのが直接耳に飛び込んでくる音、Reflections っていうのが壁に反射して耳に届く音、
Reverb っていうのが反射などが何段にもなって拡散されたような音らしい。


この反響モデルは聞き手と音源が同じ環境にあると仮定されている。よってそれらのパラメータは
音源の環境ではなく、聞き手の環境のものが参照される。
「どういう音が鳴るか」じゃなくて「どう聞こえるか」が問題ということなのかな。


反響は次のパラメータによって特徴づけられる。

  • Direct, Reflections, Reverb の、それぞれの低周波数域でのエネルギー
  • Reflections_delay, Reverb_delay
  • "Direct filter"。Direct な要素に影響を及ぼすローパスフィルタ。
  • "Room filter"。Reflections と Reverb な要素に影響を及ぼすローパスフィルタ。
  • 低、高周波数域での Decay_time。これは Reverb の減衰時間。
  • 遅い反響の拡散と密度

さっぱり意味が分からん。


遅い反響は拡散とみなすことができる。例えば聞き手の全ての方向から音が聞こえるような感じ。
Reflections の説明:

  • 最初の反射の遅れは少なくとも Reflections_delay と同じ。つまり反射が聞こえるのは Reflections_delay より遅くならない。
  • 最後の早い反射の遅れは Reflections_delay + Reverb_delay 以下。つまり早い反射は Reflections_delay + Reverb_delay より後には聞こえない。
  • 遅い反響の減衰が始まるのは Reflections_delay + Reverb_delay より後。

訳を眺めただけじゃ理解できないので、次はこの意味が分からないことを考えてまとめる予定。